Mt.FUJI

2024 Mt.FUJI 100 レポート【③準備編】

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自身6回目の100マイルレースとなったMt.FUJI。結果は25時間1分46秒、男子25位で完走することができました。本レースについて、①概要、②トレーニング、③準備、④レース前半、⑤レース後半、⑥振り返りの全6回の超大作で報告したいと思います。

今回は【③準備編】です。

総括

  • 装備品はこれまでの経験を基に厳選した逸品をチョイス
  • しかし、シューズだけは最後まで決まらず、結果、失敗した
  • 非必携品でも必要なものは持つようにすること

100マイルを4回完走していると、自然とギアは淘汰され、見た目はもちろん、機能性、軽量性を兼ね備えたアイテムは既に手元にあるものです。今回も練習などで常に使用しているものをメインに揃えました。

ただし、シューズだけは最後まで決まらず。salomon ultra glide、ultra glide2、north face VECTIV Enduris IIIの三足に迷いに迷いました。ultra glideは昨年のMt FUJIで私を支えてくれた相棒。しかしこの一年でだいぶヘタってきていました。一方、他の2足は新調したものの履き心地に欠ける…。最終的にフィット感を重視してへたっているものの、ultra glideにしました。しかし、このチョイスが失敗しレース本番では序盤から苦しむこととなるとは思いもしませんでした。

主な必携装備品

携帯コップ:the north face ランニングソフトカップ
2019年のUTMFでいらないTシャツと交換で配っていたもの。耐久性、利便性、軽量性でこれ以上は無いでしょう。

ボトル:the north face 500ml ソフトフラスコ2本、+予備ボトル350ml 1本
2022年のMt.FUJIから愛用しているフラスコ。某メーカーの青い色のフラスコは化学薬品臭くて辟易してしまうが、こちらは1回目から全く嫌な臭いなく使えるのがいい。

食料:GU LIQUID ENERGY、Challenger Power Drink、Top Speedタブレット
今回はこれらとエイドのバナナのみ。一度も胃薬のお世話になることなくゴール。胃腸が弱い私ですが、補給が全く恐怖でないロングレースは初めての体験でした。ただし、量が凄い。

メインライト:milestone MS-i1
土井選手がTJARで使用していることからもその性能は折り紙つき。昼間のような明るさはないものの、走るには十分な明るさがあり、暖かい色見で目にも優しい。そしてバッテリーもちがちが良く、コスパも最高。細かい設定はできないが、シンプルで使いやいのが一番。

サブライト:milestone MS-A7
レギュレーション用の軽量ライト。もちろん、これ単体でも十分に走れます。今回、レースで使うことはなかった。

レインウェア:the north faceストライクトレイルジャケット
軽量防水シェルジャケット。大雨だと防水性に不安はあるが、普通の雨風なら問題なし。本番当日前後の天気予報からこちらをチョイス。今回、レースで使うことはなかった。

レインパンツ:monbell バーサライトパンツ
10年近く前に購入したもの。ほぼお守り。今回、レースで使うことはなかった。レギュレーションで求められた防水シールはついているが経年劣化しているため機能性に難あり。今回が最後の携行となるだろう。

保温長袖シャツ:the north face ロングスリーブハイブリッドGTDメランジクルー
薄手でも十分暖かい。前面には防風生地があしらわれ腹部の冷えを抑えてくれる。今回、レース中に使うことはなかった。

保温長ズボン:teton bros ライトシェルズボン
2年前に購入。薄手で軽量もしっかりと足首まで保温してくれる、シェルパンツ。冬場の練習でも重宝する。今回、レース中に使うことはなかった。

保温防止:moutain hardwear ニット
ちょっと厚手なので、薄手のものを新調したいところ。今回、レース中に使うことはなかった。

手袋:salomon レーシング手袋
今季買ったが、すぐに指先に穴が空いてしまった。特に酷使したわけではないが。salomonは安価だが耐久性に疑問が残ると、個人的には思っている。

ザック:paagoworks rush UT3
2022年のMt.FUJIから愛用しているザック。それまでは歴代のnorth faceのTRシリーズを使っていましたが、胸ポケットにボトルや補給食を詰めると肩がいたくなってしまい、チー100の岩垂さんのプロトタイプを見せてもらい、購入を決意。これまでのザックを背負っていてこうあってほしいという願いは全てかなえられていてストレスなし。3年目にして前ポケットに穴が空いてしまいましたが、補修して現役で使っています。

非必須携行品だが装備した主なもの

ヘアバンド:halo
ヘッドライト用のためのヘアバンド。おでこに直ヘッドライトだとなんだか気持ち悪い。キャップのつばを後ろにしてヘッドライトもなんだかゴワゴワで落ち着かない。その解決策としてヘッドバンドをチョイス。当日のエキスポで購入。結果、フィット感最高でストレスなし!虹色がどんな服でも合いますね。

時計:garmin Forerunner 955
ウルトラモードにはせず、GPSモードでゴールまで電池は持った。ナビゲーションを使わず、心拍センサーも使わなかったことによる省エネもあるかと思う。

心拍計:COROS Heart Rate Monitor
富士吉田から腕がゴワゴワして不快でとってしまった。前半は心拍を見ながら走る必要があるため、手首より正確に計測できるこのモニターはマストアイテムである。

上下シャツパンツ:the north faceフライトシリーズ
安定のフライトシリーズ。Answer4と最後まで迷ったが、薄手と白ということからこちらをチョイス。ただ、サポートがLDAのみなさんだったのでAnswer4にすべきだったと後悔。

インナーシャツ:finetrack ドライレイヤクール
当日のエキスポで購入。汗冷えすることなく、快適にゴールまで走ることができた。

ソックス:wrightsockクールメッシュロング
このソックスにしてからマメになったことがない。二重構造のすぐれものソックス。今回はロングソックスにすることで足首くるぶしの隙間からの土の混入を防ぐことができた。

シューズ:salomon ultra glide
すごくいいかというと疑問だが、現状、わたしの足に合うシューズがこれしなかない。ultra glide2、north face VECTIV Enduris IIIと試したが、決定打にかける。しかたなくチョイスしたという感じ。

ナンバーベルト兼ヒップベルト:paagoworks rush hip
ナンバービブの装着とスマホや補給食、予備ボトルの収納に最適。夜間は腹部の冷え防止にも役立った。

防風シェル:the north face スワローテイルベントフーディ
軽量なランニング用アウターシェル。撥水性はあるが防水性なし。ほどよく生地が薄いので風通しが良くムレないため、夜間の行動に最適。今回はスタートまでと、杓子山、霜山で活躍した。

他に、豆用テーピング、ロキソニン、カフェインピル、太田胃散、ペース表など

ドロップバックに入れたもの

食料、着替え(シャツ、パンツ、ソックス)、豆用テーピング、ワセリン、テーピング、充電器、充電ケーブル、ダウン上下、耳栓、アイマスク

アクシデントを想定して色々と準備しましたが、結果として実際に使用したのは食料のみでした。失敗が2つあり、1つに、シューズの変えを持たなかった事。2つにワセリンを脚や、股、脇に塗るのを忘れてしまったこと。富士吉田から股ズレを起こしてしまい、つらかった。

これらの反省点は、次回のレースに生かしていきたいと思います。

ABOUT ME
Ryohei Kobayashi
Ryohei Kobayashi
会社員、トレイルランナー
44歳。会社員トレイルランナー。ランニング歴25年。
トレイルランニングの魅力を発信します。
チーム100マイル、LDA-RC所属
【直近の成績】
2022 信越五岳100mile 25:05:37 14位
2023 Mt.FUJI 100mile 25:39:32 40位
2024 Mt.FUJI 100mile 25:01:46 25位
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