彩の国トレニックワールド2024 サポート

resirun-ryohei

5月18~19日に開催された彩の国トレニックワールドへLDA-RCのサポートとして参加してきました。サイラーの称号を得るために、制限時間いっぱいかけてゴールを目指す選手たちの執念を見ることができて、感じるものがありました。

おそらくこのブログをご覧になっている方は、その存在は知っていると思います。私も、第1回大会からそのえげつないレースを知っています。だって、その第1回大会は完走率0%なんですもの。

大会概要は以下リンクを参照してください。
要約すると、アップダウンの連続で標高も低い山々をnorth south1 south2と3周回して100mile、累積約10,000m、35時間以内で走ってね。というもの。なによりもそのスペックからして制限時間が驚くほど厳しいという、時間との勝負なレースでもあります。

私は一時期、飯能アルプス、奥武蔵は私のホームグランドでした。高尾より奥武蔵へ行くことが多かったです。良く知っているからこそ、あのノコギリのようなアップダウンを累積10,000mそして100mile走るなんて、想像するのも恐ろしい。生越駅にさえ恐怖で近づけない始末。

しかし、今回、FUJIをサポートしてくれたLDA-RCのチームメイトが多数参加するという事で、恩返しという意味合いでも、敬遠していた生越駅に下車するに至ったのです!!!

現地のニューサンピアおごせに着いたのはスタートしてから6時間ほどたった13時。サポートメンバーと打合せや荷物整理していると、1周目を終えたトップの西方選手がやってきました。サポートエリアの体育館の中で、いつもどおり、手際よく必要最低限のことをちゃちゃっとやって、ものの数分で出て行きました。

2位はyoutubeチャンネルおやまでかけっこ。荒川さん。エイドも楽しみながら、レースというより動画撮影。といったところでしょうか。それで強いのだから凄すぎます。

われらがJR田中師匠も上位でやってきました。本気の師匠を見るのは案外初めてかも。的確にサポートへ指示を出して風のようにエイドを出て行きました。かなり暑かったようで、少しダメージを感じられました。

それ以降、20人近くいる選手を、それぞれサポートがケアしていきます。暇になるかな?と思ったらそうでもなくあっという間に時間が過ぎていきました。ひと段落したら、みんなでビールを飲みながらあーでもない、こーでもない。この時間がまた楽しい!!

2周回目が終わって最終周回に入る選手はみな満身創痍。やはり1周目の暑さがだいぶ応えたらしく、珍しく西方選手も笑顔がありませんでした。DNFする知り合いも、みな一様にその暑さからなにかしらの異変が身体に発生し、心が折れ、走ることを断念…

おそるべし、彩の国。

JR田中師匠も2周回を終えてだいぶ足にきているようでした。足がつるらしく見ているこちらがとてもつらかった。それでも、3周目の途中で年代別1位になるところまで果敢に攻める姿は感動ものでした。結果として満身創痍のなか総合5位、年代2位という記録でゴール。ゴール後は一人で歩けないほどのダメージに改めて…

おそるべし、彩の国。

その後、続々とサイラーが生まれていきます。LDA-RCのメンバーも満身創痍になりながら制限時間をいっぱいに使ってゴールを目指す姿に感涙です。
結果、LDA-RCは師匠を除いて5名のサイラーが誕生しました。チー100は西方選手、荒川選手、師匠を除くと1名のみ。…歴戦の猛者たちが挑んでも敗れていく…

おそるべし、彩の国。

サイラーの称号はそう簡単に手に入らない。一方で、その大きな壁に果敢に挑戦する姿勢自体、もう、それがサイラーではないでしょうか。通過地点を詳細に記録したリザルトが出ているので早速分析したいと考えています。

やばい、なんだかサイラーになりたくなっている自分がいる…

おそるべし、彩の国。

ABOUT ME
Ryohei Kobayashi
Ryohei Kobayashi
会社員、トレイルランナー
44歳。会社員トレイルランナー。ランニング歴25年。
トレイルランニングの魅力を発信します。
チーム100マイル、LDA-RC所属
【直近の成績】
2022 信越五岳100mile 25:05:37 14位
2023 Mt.FUJI 100mile 25:39:32 40位
2024 Mt.FUJI 100mile 25:01:46 25位
記事URLをコピーしました